-持続可能な森林を創る為に-
エシカル消費とは
「地域の活性化や雇用なども含む、人や社会、環境に配慮した消費行動」
エシカル消費はあなたの消費が世界の未来を変える可能性を秘めています。
事業者⇒ 供給工程(サプライチェーン)の透明性向上させ、「企業の社会的責任」の重要性を認識したものづくりを遂行。
消費者⇒「安さ」や「便利さ」に隠れた社会的費用を意識し、消費行動を変えていく必要がある。
エシカル消費(倫理的消費)はSDGs(持続可能な開発目標)の【目標12】の達成に寄与する。
SDGs目標12
つくる責任、つかう責任
持続可能な方法で生産し
責任を持って消費する
SDGsのどの目標達成に寄与するのか ❶
持続可能な消費と
生産のパターンを確保する
【ターゲット 12.2】
2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
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森林循環ネットワークの構築
【ターゲット 12.8】
2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。
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エシカル消費商品の
販売商品代金の一部が
植林活動に活かされる
SDGsのどの目標達成に寄与するのか ❷
陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る。
【ターゲット 15.2】
2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。
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森林循環ネットワークの構築
木を伐らずに守るのではなく、
木を伐って有効活用して、
伐ったところに植林して、
木を育てる
という循環を回すことが大切
なぜ植林・育林活動が
必要なのか ❶
それは、地球環境を守り、
災害を減らすため
なぜ植林・育林することが地球環境を守り、災害を減らすことにつながるのか?
現在の日本の森林には伐期を迎えた木がたくさんあるが放置されていて、手入れがなされず、荒廃してしまっているところが多い。
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森が手入れされないことによって、森の機能が発揮できず様々な災害を引き起こす。
【主な森林の機能】
・二酸化炭素(CO2)吸収
・土砂災害防止
・水源涵養機能 など
森の手入れがされないと...
【引き起こされる現象】
・地球温暖化
・大雨による土砂災害 など
なぜ植林・育林活動が必要なのか ❷
なぜ森林は手入れ
されなくなってしまったのか?
戦後の拡大造林政策で多くの人工林が作られたが、外材が安く仕入れられるようになり、国産材の需要が減り、森林所有者は手入れをしなくなってしまった。
森林所有者
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木を育てても売れない
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手入れしても無駄
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山で働く人が減少
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森林の手入れが行き届かない
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悪循環
植林→育林→伐採→製材→製造
このサイクルを回すことが必要
このサイクルを回すために、
まずエシカル商品を開発
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エシカル商品の売上の一部を一般社団法人モクティ倶楽部に寄付し、再造林活動へつなげる。
なぜ植林・育林活動が必要なのか ❸
木を伐採して良いのか?
間伐以外で木を伐採するのは良くないというイメージが日本ではあるが、決して伐採しないことが良いことではない。
日本には戦後の拡大造林政策のもと、植林された木がたくさんあるが、伐期を迎えているにも関わらず伐採されず、放置されているケースがある。
標準的な伐期(主伐時期の目安)
● 杉 … 樹齢35〜50年
● 桧 … 樹齢45〜60年
● 唐松 … 樹齢30〜40年
伐期を迎えた木を伐らず放置すると・・・
二酸化炭素の吸収率が減少
腐朽し土に還る時に二酸化炭素(CO2)を放出し地球温暖化が進む
伐期を迎えた木を伐採し、その木を使って木製品を作り有効活用し、伐採したところに植林をし、木を植えるだけでなく育てる育林まで行っていくことで初めて森を守り、ひいては未来の私たちの生活を守ることに繋がります。
なぜ植林・育林活動が必要なのか ❹
人間の生活で必要になる
木の量の目安
人間1人が呼吸することにより排出する二酸化炭素(CO2)量は1年間で
約320kg
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これを吸収するには、スギの木
約23本が必要と言われています。
(樹齢50年のスギを基準とした場合)
自家用車1台当たりから排出する
二酸化炭素(CO2)量は1年間で
約2300kg
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これを吸収するには、スギの木
約160本が必要と言われています。
(樹齢50年のスギを基準とした場合)
1世帯当たりから排出される
二酸化炭素(CO2)量は1年間で
約6500kg
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これを吸収するには、スギの木
約460本が必要と言われています。
(樹齢50年のスギを基準とした場合)
自分の呼吸で排出する二酸化炭素くらいは植林して循環させていきたいですね
今後の展開
短期的には、伐採した森に毎年5月から6月にかけて1ヘクタールの植林(再造林)活動を継続していき、関係事業所の事業継続に寄与すると共に、再造林率を高め、森林荒廃を防ぐ活動を行って行きます。
中期的には、再造林した森が世界的な森林認証制度の1つであるFSC®︎認証のFM認証
(Forest Management 認証)を取得でき、また関わる木材流通・加工業者もCoC認証(Chain of Custody 認証)を取得できるようなスキームを提供できるようにしていきます。
(FSCとはForest StewardshipCouncil
(森林管理協議会)の略で、環境保全の点から見ても適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理を理念とした国際的な森林認証制度です。)
FSC認証を取得することで、海外市場へもスムーズに参入することを可能にしていきます。